世界遺産詳解 の解説 トゥンヤイファイカケンやせいせいぶつほごくぐん【トゥンヤイ-ファイ-カ-ケン野生生物保護区群】 1991年に登録された世界遺産(自然遺産)。タイ中西部、首都バンコクの北西130kmにあるトゥンヤイ保護区とファイ・カ・ケン保護区を合わせた地域である。多くの湖沼と草原、竹林からなり、インドネシア列島、インドシナ半島、インド・ミャンマー、ヒマラヤの4つのタイプの自然環境が見られる。ここはゾウ、トラ、ヒョウなど、東南アジアの哺乳類の3割以上が生息するサンクチュアリ(保護区域)になっている。この両地域はタイの農業共同省と王室森林局によって厳重に管理され、1992年から一般人の立ち入りは禁じられているため、観光はできない。◇英名はThungyai-Huai Kha Khaeng Wildlife Sanctuaries 出典 講談社世界遺産詳解について 情報