トゥービム(読み)とぅーびむ(その他表記)Julian Tuwim

日本大百科全書(ニッポニカ) 「トゥービム」の意味・わかりやすい解説

トゥービム
とぅーびむ
Julian Tuwim
(1894―1953)

ポーランドの代表的詩人ウッチの銀行員の家庭に生まれ、少年時代から詩作を始める。スウォニムスキ、イワシュキェビッチら若い詩人たちとグループ「スカマンデル」を結成し、高い芸術性を目ざし、現実から目をそらさず人間を追求する創造活動をおこした。「ことばの魔術師」とよばれるほど豊かな表現力をもって、数多くの叙情詩風刺詩を書いた。代表作は、ナチスの手を逃れてフランス、ポルトガル、アメリカと転々と亡命した時代に祖国を思って書いた『ポーランドの花』(1940~44)。またトゥービムは子供のために数多くの詩を書いた。快いリズムと豊富な擬声語、ことば遊びなどを駆使して子供たちに詩の楽しさを余すところなく伝えている。『ぞうのはなながさん』『小鳥のラジオ』(ともに1938)などがある。とくに『機関車』(1938)は全国民の愛誦(あいしょう)詩である。1951年にはその全業績に対して国家文学賞が贈られている。

[内田莉莎子]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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