トゥーラ州(読み)トゥーラ(その他表記)Tula

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「トゥーラ州」の意味・わかりやすい解説

トゥーラ〔州〕
トゥーラ
Tula

ロシア西部の州。州都トゥーラ。モスクワ州の南に接する州で,中央ロシア高地北東部,平均標高 200mの地帯にあり,地形は河谷により著しく分断されている。ドン川,オカ川の流域に属する。北西部は混合樹林帯,南東部は森林ステップ地帯に入る。褐炭 (ポドモスクワ炭田) ,鉄鉱石,石灰岩,岩塩などの地下資源がある。 17世紀から冶金工業が発展しており,現在の主要工業は機械 (石炭工業設備,クレーン,農業機械,繊維機械,食品工業設備) ,鉄鋼,化学,食品などで,トゥーラ大都市圏を中心に立地している。採炭も盛ん。農業は穀物 (コムギ,ライムギ,カラスムギ) ,テンサイなどの栽培と畜産業が中心で,トゥーラ近郊では果樹栽培を含む近郊農業が発展している。州内をモスクワとクルスク,ドンバス (ドネツ炭田) を結ぶ幹線鉄道,モスクワとウクライナのシンフェローポリを結ぶ幹線道路が通る。面積2万 5700km2。人口 185万 5000 (1991推計) 。

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