とっちめる(読み)トッチメル

デジタル大辞泉 「とっちめる」の意味・読み・例文・類語

とっち・める

[動マ下一]《「と(取)ってし(締)める」の音変化》きびしく責めたり、しかったりする。ひどくやりこめる。「いたずら者を―・める」
[類語]懲らしめる罰する懲らす灸を据える焼きを入れる折檻仕置き見せしめバッシング

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「とっちめる」の意味・読み・例文・類語

とっち・める

  1. 〘 他動詞 マ行下一段活用 〙 ( 「取って締める」の変化した語 )
  2. 手に取ってしめつける。ゆるみなくしめつける。しっかりと身につける。
    1. [初出の実例]「秋の蛍のゑらつっとべり 学文を身にとっちめてする比に」(出典:俳諧・やつこはいかい(1667))
  3. きびしくしかる。厳重にいましめる。また、やりこめる。やっつける。ひどいめにあわせる。
    1. [初出の実例]「なんでもこいつとっちめてくれべいと、とっつかまへたらば」(出典:歌舞伎・伊勢平氏栄花暦(1782)三立(暫))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android