20世紀西洋人名事典 「トニーガルニエ」の解説
トニー ガルニエ
Tony Garnier
1869.8.13 - 1948
フランスの建築家。
リヨン生まれ。
1899年にローマ大賞を獲得してローマに留学し、建築における鉄筋コンクリートの重要性の認識と都市を1つの有機的組織体として把握した社会主義的な考えはリヨン市長の共感を呼び、一連の公共建築を委任された。鉄筋コンクリート構造の特徴を生かしたピロティやガラス窓は近代建築の典型となった。ローマ留学以来の産業都市計画案の課題研究は1917年に「工業都市」として出版された。オーギュスト・ペレと並ぶ現代建築の先駆者である。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報