20世紀西洋人名事典 の解説
トマス・ウッドロウ ウィルソン
Thomas Woodrow Wilson
1856.12.28 - 1924.2.3
米国国籍。
元・米国大統領。
バージニア州スタントン生まれ。
プリンストン大学,バージニア大学,ジョンズ・ホプキンズ大学に学ぶ。
プリンストン大学、バージニア大学で政治学を学び、弁護士となったが、ジョンズ・ホプキンズ大学にて博士号を取得した。1890年に母校プリンストン大学教授となり、1902年には学長の地位についた。教育制度改革を手がけたが、’10年代学院設置問題で辞任したと同時に民主党に推され、ニュージャージー州知事に当選。’12年には「ニュー・フリーダム」を掲げ、第28代大統領となった。第一次世界大戦に際して、自由主義的な国際秩序の必要性を感じ、’19年ベルサイユ講和会議にて国際連盟設立を実現、同年ノーベル平和賞を受賞した。国内においては、労働問題、農民問題、婦人問題など、革新的な諸政策を行い、社会に大きな功績を残した。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報