最新 地学事典 「トムセノライト」の解説
トムセノライト
thomsenolite
化学組成NaCaAl F6・H2Oの鉱物。単斜晶系,空間群P21/c, 格子定数a0.558nm, b0.551, c1.613, β96°27′,単位格子中4分子含む。通常柱状結晶,また立方体・卓状結晶もある。劈開{001}完全,断口不規則,脆弱,硬度2,比重2.98。ガラスまたは真珠光沢,無~白色,ときにより淡褐色。薄片中無色,二軸性負,2V50°, 光分散r<v弱,屈折率α1.407, β1.414, γ1.415。Fの一部をOHが置換。霜晶石と二形。グリーンランドの氷晶石鉱床から発見され,ロシアのウラル山地,米国のコロラドなどから産出。デンマークの化学者J.Thomsenにちなむ。
執筆者:嶋崎 吉彦
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

