トリニトロン型カラー受像管(読み)トリニトロンがたカラーじゅぞうかん(その他表記)trinitron colour picture tube

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 の解説

トリニトロン型カラー受像管
トリニトロンがたカラーじゅぞうかん
trinitron colour picture tube

1968年にソニーが開発した受像管で,従来用いられてきたシャドウマスク方式カラー受像管とは構造が異なる。1本の電子銃だけを用いて,水平に配置された3つの穴から赤,緑,青用の3本の電子ビームを取出し,1個の大口径電子レンズで集束させる。色選別機構として垂直に多数のスリットのあいたアパーチャグリルを用い,赤,緑,青用のケイ光体を交互に垂直に管面に塗布する。電子ビームの集束度,透過度がよいため,明るく鮮明な画像が得られるほか,製造工程も簡略化できる。トリニトロン型受像管の開発後,シャドウマスク方式の受像管も電子銃の配置をデルタ型から水平型に変え,丸穴に代えて縦長のスリット状穴の色選別機構を採用するなどして,トリニトロン型受像管の特長を一部取入れたものもある。

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