20世紀西洋人名事典 の解説
トーマス・ジョージ カウリング
Thomas George Cowling
1906.6.17 -
英国の応用数学者,物理学者。
元・リーズ大学数学教授。
ロンドン、マンチェスターなどの大学で数学を教えた後、バンゴーアのユニバーシティ・カレッジを経て、1948年リーズ大学の数学教授となる。’47年王立教会のフェローになり、’65年より2年間会長に選任される。彼の研究は、太陽の回転や、対流、内部循環が強力な電流と磁場を作り出し、発電機のような役目を果たすという説を示唆しており、’39年のベーテによる「炭素と窒素のサイクル」の発見にも重要な手がかりとなった。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報