20世紀西洋人名事典 の解説
トーマス・C. メンデンホール
Thomas Corwin Mendenhall
1841.10.4 - 1924.3.22
米国の物理学者。
元・オハイオ州立大学教授,元・ローズ工科大学学長,元・ウースター工科大学学長。
オハイオ州ハノーバートン生まれ。
数学や物理学を独学し、高校教師を経て、オハイオ農工大学教授となる。1878年モースの推薦で東京大学物理学教師として来日し、東京や富士山頂で重力測定や天文気象の観測を行い、地球物理学の基礎を築く。1881年帰国し、オハイオ州立大学教授を経て、1886年ローズ工科大学学長を歴任し、1894年ウースター工科大学学長となる。又、海岸陸地測量局長として合衆国とカナダの国境問題や国際度量衡問題にも尽力する。1911年再び来日し、勲2等に叙せられる。遺産の一部は日本学士院に贈られ「メンデンホール記念賞」の基金となる。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報