ドゥプチェク

百科事典マイペディア 「ドゥプチェク」の意味・わかりやすい解説

ドゥプチェク

チェコスロバキア政治家スロバキア出身。1958年ソ連共産党中央委員会付属党政治大学卒。1939年にチェコスロバキア共産党入党。1944年にスロバキアの対独蜂起に参加。1958年ブラチスラバ地区党書記を経て,1962年党政治局員。1968年ノボトニー辞任により,党第一書記に就任。〈人間の顔をした社会主義〉を提唱し,自由化運動〈プラハの春〉の立役者となった。しかしソ連の軍事介入により,1969年第一書記を解任され,1970年には党を除名された。1989年の東欧革命で再び表舞台に登場。チェコ連邦議会議長に選出された。
→関連項目チェコチェコスロバキアフサーク

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山川 世界史小辞典 改訂新版 「ドゥプチェク」の解説

ドゥプチェク
Alexander Dubček

1921~92

チェコスロヴァキアの政治家。スロヴァキア生まれ。1963年にスロヴァキア共産党第一書記に就任。68年1月にはチェコスロヴァキア党第一書記に就任し,「人間の顔をした社会主義」をスローガンにした体制内改革「プラハの春」を指導したが,8月のソ連などの軍事介入によって失脚。89年の東欧革命で政治家として復帰した。

出典 山川出版社「山川 世界史小辞典 改訂新版」山川 世界史小辞典 改訂新版について 情報

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