ドゥラン(その他表記)Durão, José de Santa Rita

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ドゥラン」の意味・わかりやすい解説

ドゥラン
Durão, José de Santa Rita

[生]1737? ミナスジェライス,カタプレタ
[没]1784.1.24. リスボン
ブラジル生れのポルトガル詩人リオデジャネイロのイエズス会学校で人文学を学んだのち,ポルトガルに渡り,リスボンのアウグスチノ修道会神学校で教え,またコインブラ大学で神学を修め司祭となる。イタリアにも滞在し,ランチジアーナ公共図書館の司書に任命された。 1778年ポルトガルへ帰り,コインブラ大学の神学教授に選ばれた。翌年アウグスチノ修道会に戻り,D.A.コレイアによるバイア (ブラジル北東部) 発見を歌った叙事詩『カラムルー』 Caramuru (1781) を書上げた。この詩は南アメリカの風景と先住民の生活の描写で知られる。

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