ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ドッガー堆」の意味・わかりやすい解説 ドッガー堆ドッガーたいDogger Bank 北海のほぼ中央,北緯 55°付近に広がる浅堆(バンク)。ドッガーバンクともいう。海底丘陵で,平均水深 20~30mであるが,水深 15mぐらいの高まりがところどころにある。魚類の生息,産卵の場所となり,北西ヨーロッパ漁場の主要部をなしている。タラ,ニシン,イワシ,ヒラメなどが漁獲され,近くにキングストンアポンハル,グリムズビー(いずれもイギリス)などの漁港が発達する。北にグレートフィッシャー堆もある。昔から泥炭や,マンモス,毛サイ,野牛などの化石,シラカバ,ハシバミなどの植物遺物,また人骨,石器などが採取され,更新世には陸地であったことを示す。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by