現代外国人名録2016 「ドナルドラムズフェルド」の解説
ドナルド ラムズフェルド
Donald Rumsfeld
- 職業・肩書
- 政治家,実業家 元米国国防長官
- 国籍
- 米国
- 生年月日
- 1932年7月9日
- 出生地
- イリノイ州シカゴ
- 本名
- Rumsfeld,Donald Henry
- 学歴
- プリンストン大学〔1954年〕卒
- 勲章褒章
- 自由勲章(米国大統領)〔1977年〕, 旭日大綬章(日本)〔2015年〕
- 受賞
- ウッドロー・ウィルソン賞〔1985年〕,アイゼンハワー・メダル〔1993年〕
- 経歴
- 米国海軍パイロットとして3年間兵役に従事し、海軍のレスリング大会で優勝した経験を持つ。1962年11月イリノイ州選出下院議員(共和党)に初当選。’63〜69年3期務める。’69年ニクソン大統領補佐官となり、’71年生計費閣僚委員会事務局長兼任。’73年北大西洋条約機構(NATO)大使、’74年9月フォード大統領首席補佐官、’75年11月史上最年少の43歳で国防長官に就任。’77年1月退任後、医薬品メーカーのG・D・サール社長など民間企業役員や政府顧問などを務める。’83年11月〜84年5月中東特使を歴任。’98年議会の委嘱を受けた“米国に対する弾道ミサイル脅威評価委員会”の委員長として、北朝鮮やイラン、イラクの弾道ミサイルの脅威増大を警告する報告書を発表し、共和党の米国本土ミサイル防衛(NMD)構想を後押しする。また日米諮問委員会のメンバーも務めた。2001年1月ブッシュ政権で再び国防長官に就任。同年9月、同時多発テロ事件発生の際は国防総省の救難活動を陣頭指揮した。その後の対アフガニスタン戦、イラク戦を指揮し、ブッシュ大統領を支えた。2004年11月ブッシュ大統領が再選され、2期目も留任。2006年11月中間選挙での共和党敗北を受け、12月イラク戦争後の情勢停滞の責任を取って辞任した。新保守主義(ネオ・コンサバティブ=ネオコン)派。2007年ラムズフェルド財団を設立。主著に「真珠湾からバクダッドへ―ラムズフェルト回想録」(2011年)がある。
出典 日外アソシエーツ「現代外国人名録2016」現代外国人名録2016について 情報