現代外国人名録2016 「ドミニクド・ヴィルパン」の解説
ドミニク ド・ヴィルパン
Dominique De Villepin
- 職業・肩書
- 外交官 元フランス首相
- 国籍
- フランス
- 生年月日
- 1953年11月14日
- 出生地
- モロッコ・ラバト
- 本名
- De Villepin,Dominique Marie François René Galouzeau
- 学歴
- パリ大学,パリ政治学院,国立行政学院(ENA)卒
- 勲章褒章
- レジオン・ド・ヌール勲章シュバリエ章
- 経歴
- 少年時代は父親の仕事で世界中を転々とする。24歳の時、フランス共和国連合(RPR)へ参加。ENA修了後、外務省に入省。アフリカ問題担当を経て、1984〜89年駐米フランス大使館報道官。インド勤務を経て、’92年フランスに戻り、’93〜95年ジュペ外相の官房長を務める。この間、’94年シラク大統領の特別顧問として大統領選を支え、’95年5月大統領府(エリゼ宮)事務局長となる。2002年5月再選した大統領からラファラン内閣の外相に引き上げられる。イラク戦争で米英に反対の立場をとったフランスの“顔”としての手腕を買われ、2004年3月第3次ラファラン内閣の内相に昇格。2005年5月首相に就任。2007年の大統領選ではニコラ・サルコジと右派候補の座を争ったが、断念。同年5月退陣。2004年にサルコジの追い落としを図ったとされる“クリアストリーム疑惑”で虚偽告発の罪に問われるが、2010年1月パリ軽罪裁判所は無罪判決を言い渡した。歯に衣着せぬ物言いと、率直で誠実な人柄として知られる。詩人として詩集も出している。
出典 日外アソシエーツ「現代外国人名録2016」現代外国人名録2016について 情報