ドルアリー・レーン劇場(読み)ドルアリー・レーンげきじょう(その他表記)Drury Lane Theatre

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ドルアリー・レーン劇場」の意味・わかりやすい解説

ドルアリー・レーン劇場
ドルアリー・レーンげきじょう
Drury Lane Theatre

ロンドンの劇場。チャールズ2世の勅許を得た T.キリグルーによって,1663年王立劇場として開場再三,火災や不振による閉鎖と再開を繰返しながら,多くの名優の出演をみた。 1747~76年 D.ガリック支配人となり,劇場機構や演出に改革を加え,すぐれた劇団をかかえて 30年間はなやかな歴史を残している。また 82~1802年には J.P.ケンブルと姉のシドンズ夫人が舞台と経営の両面で活躍,14~20年には E.キーンが劇場の名声を高めた。 80~1923年の A.ハリスと次の A.コリンズの支配人時代には豪華なオペラメロドラマのスペクタクル的魅力で人気を得,ロンドンの代表的劇場となった。第2次世界大戦後はおもに『南太平洋』『マイ・フェア・レディ』『コーラスライン』などのミュージカル上演。現在の建物は 1812年に建築したもの。

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関連語 シドンズ夫人

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