食の医学館 「ナスタチウム」の解説
ナスタチウム
ナスタチウムには食欲増進、利尿、消炎、天然の抗生剤的な作用があり、多くの炎症による疾患の症状緩和に利用されます。また、おだやかな緩下(かんげ)といった作用もあります。
具体的症状としては、気管支炎、肺炎、腎炎(じんえん)、膀胱炎(ぼうこうえん)、便秘(べんぴ)などの解消に有効です。
○外用としての使い方
精油や煎(せん)じだした液を、入浴剤として用いると、生理不順にもよいとされています。
○食品としての使い方
ナスタチウムの葉や花、種子には、ワサビのようなツンとした辛み成分が含まれています。
それを生かして、花や葉をサラダ、サンドイッチなどの風味付けに使うのが一般的。また、種子はすりおろして薬味に用います。