なれど(読み)ナレド

デジタル大辞泉 「なれど」の意味・読み・例文・類語

なれ‐ど[接]

[接]断定助動詞「なり」の已然形+接続助詞「ど」から》「なれども」に同じ。「天気晴朗なれど、波高し」
「どこでも大事ござらぬ。―、ちょっと医者殿へ聞いてみての事にして下さい」〈咄・鹿の子餅

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「なれど」の意味・読み・例文・類語

なれ‐ど

  1. 〘 接続詞 〙 ( 断定の助動詞「なり」の已然形に、接続助詞「ど」が付いて自立語化したもの ) =なれども
    1. [初出の実例]「どこでも大じござらぬ。なれど、ちょっといしゃとのへきいてみての事にして下さい」(出典:咄本・鹿の子餠(1772)医案)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、和歌山県串本町の民間発射場「スペースポート紀伊」から打ち上げる。同社は契約から打ち上げまでの期間で世界最短を目指すとし、将来的には...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android