なんざあ(読み)ナンザア

デジタル大辞泉 「なんざあ」の意味・読み・例文・類語

なん‐ざあ

[連語]副助詞「なんぞ」に係助詞「は」の付いた「なんぞは」の音変化。関東で用いる》「など」に同じ。「時間に遅れるなんざあだらしのないことだ」

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「なんざあ」の意味・読み・例文・類語

なん‐ざあ

  1. ( 副助詞「なんぞ」に係助詞「は」が付いて変化した語 ) あるものを取り立てていう、俗語的な口頭語。関東で用いる。
    1. [初出の実例]「つゐぞナニサ咄なんざあした事アごぜんせん」(出典:洒落本・世説新語茶(1776‐77か)坊客)
    2. 「おまへなんざアおとっさんがお弁当にしてやれとお云ひだ物を」(出典:滑稽本・浮世風呂(1809‐13)二)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

大臣政務官

各省の長である大臣,および内閣官房長官,特命大臣を助け,特定の政策や企画に参画し,政務を処理する国家公務員法上の特別職。政務官ともいう。2001年1月の中央省庁再編により政務次官が廃止されたのに伴い,...

大臣政務官の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android