ニクズク科(読み)ニクズクか(その他表記)Myristicaceae

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ニクズク科」の意味・わかりやすい解説

ニクズク科
ニクズクか
Myristicaceae

双子葉植物モクレン目に属する1科。旧大陸熱帯,特に熱帯アジアに多く,18属約 300種が分化している。常緑高木で,単純形,全縁の厚い葉をもち,葉に油点があって精油成分を含むため芳香をもつものが多い。雌雄異株で,雌花雄花とも総状や集散状の花序 (→総状花序 , 集散花序 ) をつくる。花は3数性で花被片は3~5片。おしべは3~30本ある。果実は肉質で熟すと割れる。ニクズク香料ナツメグの原料植物として有名である。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む