ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ニクズク科」の意味・わかりやすい解説 ニクズク科ニクズクかMyristicaceae 双子葉植物モクレン目に属する1科。旧大陸熱帯,特に熱帯アジアに多く,18属約 300種が分化している。常緑高木で,単純形,全縁の厚い葉をもち,葉に油点があって精油成分を含むため芳香をもつものが多い。雌雄異株で,雌花,雄花とも総状や集散状の花序 (→総状花序 , 集散花序 ) をつくる。花は3数性で花被片は3~5片。おしべは3~30本ある。果実は肉質で熟すと割れる。ニクズクは香料のナツメグの原料植物として有名である。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by