ニコチンガム(英語表記)Nicoyine Gum

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ニコチンガム」の意味・わかりやすい解説

ニコチンガム
Nicoyine Gum

禁煙ガム。ニコチンを含むチューイングガムで,タバコを吸ったときと同じ状態になることで喫煙欲求を抑え,最終的に禁煙に導く。スウェーデンの ABレオ社が開発した医療用薬品で,日本でも 1994年3月,厚生省中央薬事審議会が輸入承認を答申した。販売名は「ニコレット」。かみ方によって,口腔粘膜からのニコチンの吸収量と吸収速度を調節できる。禁煙時の「口さみしさ」を解消して徐々にニコチン依存から脱却させようというもので,95ヵ国で承認,うち 64ヵ国では一般用医薬品として薬局で販売されている。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

お手玉

世界各地で古くから行われている遊戯の一つ。日本では,小豆,米,じゅず玉などを小袋に詰め,5~7個の袋を組として,これらを連続して空中に投げ上げ,落さないように両手または片手で取りさばき,投げ玉の数や継...

お手玉の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android