ガム

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ガム」の意味・わかりやすい解説

ガム
gum

ゴムともいう。植物分泌物から得られるゴム質。いわゆるゴム (弾性ゴム) が主として炭化水素であるのに対して,これは各種の多糖類 (炭水化物) がいろいろな割合で結合した高分子物質である。常温で強い粘性をもつ液体または固体加熱により軟化する。アラビアゴムトラガカントゴムなどがあり,糊,インキ絵具,薬用錠剤などに使われる。

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栄養・生化学辞典 「ガム」の解説

ガム

 ガム質,ゴム,ゴム質ともいう.粘性のある植物由来の多糖やプラスチック.チューインガムを略していう場合もある.

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世界大百科事典(旧版)内のガムの言及

【ゴム】より

…植物の分泌物から得られ,一般にゴムまたはガムと呼ばれている物質には次の3種がある。(1)ガムgumといわれる無定形物質。…

※「ガム」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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