ニヤ洞穴(読み)ニヤどうけつ(その他表記)Niah

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ニヤ洞穴」の意味・わかりやすい解説

ニヤ洞穴
ニヤどうけつ
Niah

マレーシアのサラワクにある先史洞窟遺跡。 1954年から T.ハリソンらが調査。洞窟は多数あるが一般には大洞窟をさす。旧石器~鉄器時代にいたる多くの文化層が層序的に明らかとなったことで有名である。中期旧石器時代の層ではソアン文化中期に比定される剥片が最下層に,次いで後期にはチョッピング・トゥールなどとその上層から小型の剥片が発見され,後者は放射能年代測定で前3万~2万 5000年頃とされる。さらに中石器時代の刃部磨製石器の層があり,ここには墓も発見された。新石器時代では円筒石斧の層の上に方角石斧の層があり,さらにドンソン文化と関連づけられる金石併用期,唐代の陶器や貨幣をもつ鉄器時代の層がくる。

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