スペイン南部のアンダルシア地方のロンダ(Ronda)旧市街と新市街を結ぶ石橋。橋の上からはすばらしい景観が楽しめる。海抜739mの岩だらけの台地につくられたロンダの町は、「タホデロンダ」(Tajo de Ronda)と呼ばれる断崖絶壁のタホ谷とそこを流れるグアダラビン川によって、旧市街と新市街が隔てられている。この断崖絶壁は、最も深いところで300mにも達する。◇ロンダには、この谷を渡る橋がローマ橋とアラブ橋を含め3つあるが、最も新しい橋のため、「ヌエボ橋」(新橋)と呼ばれている。新しい橋といっても、架橋されたのは18世紀のことで、100mの高さを誇る。この橋の上から谷を見下ろすと、断崖絶壁の谷の途中にある小さなテラスにも家が建っていて、ロンダ独特の景観が広がっている。