牢獄(読み)ロウゴク

デジタル大辞泉 「牢獄」の意味・読み・例文・類語

ろう‐ごく〔ラウ‐〕【×牢獄】

罪人を入れておく所。牢屋
[類語]刑務所監獄牢屋拘置所留置施設留置場豚箱獄舎獄窓獄中監房独房独居房収容所

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「牢獄」の意味・読み・例文・類語

ろう‐ごく ラウ‥【牢獄】

〘名〙 罪人を入れておく所。牢屋。獄舎。
性霊集‐一〇(1079)十喩詩「悉地楽宮莫愛取、有中牢獄不須留」
※貞享版沙石集(1283)四「三界の牢獄に人をつなぐ鏁(くさり)」 〔晉書‐天文志〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

普及版 字通 「牢獄」の読み・字形・画数・意味

【牢獄】ろう(らう)ごく

ひとや。〔漢書、酷吏下、田延年伝〕幸ひに縣官我を(ゆる)うせるのみ。何の面目ありて牢獄に入らんと。~數日、年を召して尉に詣(いた)らしむ。鼓聲を聞き、自ら刎死(ふんし)す。

字通「牢」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

世界大百科事典(旧版)内の牢獄の言及

【刑務所】より

…上記の3種に,少年院,少年鑑別所,婦人補導院を加えて,矯正施設ともいう。
[歴史]
 死刑を中心とする中世以来の刑罰制度の中で,牢獄は,裁判を待つ未決囚や,執行を待つ死刑囚などを拘禁し,あるいは罰金や債務の支払いを強制するための身柄拘束を行う場所であった。裁判所庁舎等の地下などに置かれた非衛生的なものが多く,長期の拘禁を必ずしも予定していなかったといわれる。…

【牢屋】より

…また権力者によって政治犯が投獄されることはひんぱんであった。フランスのコンシエルジュリ,バスティーユ,バンセンヌ城,イギリスのロンドン塔,ローマのサンタンジェロ城はその代表的な牢獄であった。 牢屋としては,古代では,ヘブライ人は水がたまっていない貯水槽を,ギリシア人は鉱山の坑道を,シラクサの僭主ディオニュシオス1世は採石場を,ローマ人は同じく鉱山や採石場を利用した。…

※「牢獄」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android