ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 の解説 ネザーランド・ダンス・シアターNederlands Dans Theater オランダの舞踊団。 1959年,アメリカの舞踊家 B.ホーカビイが,自身バレエ・マスターの地位にあったヘット・ネーデルランド・バレエ団 (現オランダ国立バレエ団) からダンサーを率いて退団し,ハーグに組織した。当初からモダン・ダンス指向が強く,翌年 H.ファン・マネンが振付師に就任し,『大フーガ』 (1971) などを発表,また J.バトラー,G.テトリーらアメリカのモダン・ダンス界からの協力も得て創作作品を充実させ,短期間のうちに国際的な評価を得た。 75年 J.キリアンが芸術監督に就任,クラシック・バレエとモダン・ダンスを融合させた傑作を次々と発表して,最も人気のある舞踊団の一つとなる。ダンサーは全員がソリストであり,階級制を排して集団で制作を行うのが特徴。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by