ネバーイー(読み)ねばーいー(その他表記)Nevāī ‘Alīshīr

日本大百科全書(ニッポニカ) 「ネバーイー」の意味・わかりやすい解説

ネバーイー
ねばーいー
Nevāī ‘Alīshīr
(1441―1501)

ティームール朝の詩人。ティームール朝に発展したチャガタイ文学の代表者。ヘラート名家に生まれ、スルタンフサイン・バイカラの重臣となる。イラン文学を取り入れ、これをトルコ語を通じて表現することにより、トルコ語の文学用語としての水準を高めた。ペルシアの詩人ニザーミーらの影響を受けた詩集ハムサ』は『ライラーとマジュヌーン』などを含む五部作である。

[永田雄三]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む