家庭医学館 の解説
ねふろーぜしょうこうぐんのげんいんとなるびょうき【ネフローゼ症候群の原因となる病気】
微小変化型(リポイドネフローゼ)
膜性腎症
メサンギウム増殖性糸球体腎炎
膜性増殖性糸球体腎炎
半月体形成性糸球体腎炎
●二次性ネフローゼ症候群(続発性腎疾患に起因するもの)
a.代謝性疾患:糖尿病、アミロイドーシス、多発性骨髄腫
b.全身性疾患:全身性エリテマトーデス、結節性多発動脈炎、シェーンライン・ヘノッホ紫斑病、グッドパスチャー症候群
c.腫瘍:ホジキン病、リンパ性白血病、がん
d.循環障害:腎静脈血栓症、下大静脈血栓症、収縮性心膜炎、うっ血性心不全
e.過敏反応:花粉、漆(うるし)、毒ヘビ、昆虫咬(虫さされ)、トリメタジオン(抗てんかん薬)、プロベネシド(痛風治療薬)、ペニシラミン(リウマチ・ウイルソン病治療薬)、ヘロイン、水銀、ビスマス塩類(止痢薬)、金製剤
f.感染症:マラリア、梅毒、B型肝炎、感染性心内膜炎
g.先天性腎疾患:先天性ネフローゼ症候群、遺伝性腎炎
h.その他:妊娠高血圧症候群(妊娠中毒症)、移植腎、肝硬変
(資料/最新内科学体系:原発性糸球体疾患)