ネブラスカ州(読み)ネブラスカ(その他表記)Nebraska

翻訳|Nebraska

デジタル大辞泉 「ネブラスカ州」の意味・読み・例文・類語

ネブラスカ(Nebraska)

米国中部の州。州都リンカーンプラット川が貫流し、トウモロコシ栽培など大規模農業が発達牧畜も盛ん。→アメリカ合衆国補説

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ネブラスカ州」の意味・わかりやすい解説

ネブラスカ〔州〕
ネブラスカ
Nebraska

アメリカ合衆国のほぼ中央にある州。州都はリンカーン。ミズーリ川が州の東境をなし,州域は西から東に傾斜する小起伏の大平原。自然の植生は大部分がステップで森林は少い。黄土におおわれた 10万 km2をこえる南東部の平野は農業に適し,典型的な農業州を形成。かつてアメリカ野牛の大群インディアンの狩りの目標となった土地。 1803年のルイジアナ買収によって合衆国に属するようになったが,ほとんど不毛の地とみられ,白人の入植者は少なかった。 54年ネブラスカ准州となり,67年に合衆国 37番目の州となった。 90年代になっても穀物の価格は安く,輸送費がかさんで,農業の発達は遅れた。 20世紀初めにいくらか好転したが,1930年代の大不況で低迷,第2次世界大戦を契機として農牧州として発展した。肉牛乳牛を中心とした牧畜が盛ん。農業は灌漑または乾燥農法が導入され,トウモロコシ,テンサイ,コムギダイズが主産物。食肉加工,乳製品製造,農業機械などの工業も行われる。主要都市は州都のほかにオマハがある。面積 20万333km2。人口 182万6341(2010)。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

仕事納

〘 名詞 〙 年の暮れに、その年の仕事を終えること。また、その日。《 季語・冬 》[初出の実例]「けふは大晦日(つごもり)一年中の仕事納(オサ)め」(出典:浄瑠璃・新版歌祭文(お染久松)(1780)油...

仕事納の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android