ネリカ米(読み)ネリカマイ

デジタル大辞泉 「ネリカ米」の意味・読み・例文・類語

ネリカ‐まい【ネリカ米】

《NERICA(ネリカ)は、new rice for Africa(アフリカのための新しい米)の略》西アフリカ稲開発協会(現アフリカ稲センター、WARDA)が1994年に開発した陸稲一種害虫・乾燥に強いアフリカ米と、収量の多いアジア米とを交配して作出。干ばつや病気に強くて収穫量が多いうえ、生育期間が3か月程度と通常品種より短いため、年2回の収穫が可能。
[補説]日本が多くの開発資金を拠出、技術者の派遣も行った。水稲普及も始まっており、ネリカ米は「アフリカの救世主」「アフリカの希望」とも呼ばれている。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

今日のキーワード

ドクターイエロー

《〈和〉doctor+yellow》新幹線の区間を走行しながら線路状態などを点検する車両。監視カメラやレーザー式センサーを備え、時速250キロ以上で走行することができる。名称は、車体が黄色(イエロー)...

ドクターイエローの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android