ノゼアン(読み)のぜあんでーたのーと

最新 地学事典 「ノゼアン」の解説

ノゼアン

nosean

化学組成Na8(Al6Si6O24)SO4・H2Oの鉱物。黝ゆう方石とも。立方晶系,空間群は平均構造では,理想構造ではP23,格子定数a0.9084mn,単位格子中1分子含む。結晶は十二面体だが,ふつう粒状。無~白~灰~帯青~褐~帯赤~黒色,透明~半透明,ガラス光沢劈開{110}に不明瞭。硬度5.5,比重2.3。薄片では無~淡青色,光学的等方体。屈折率n1.485~1.495。準長石の一種。方ソーダ石グループの鉱物で,Naの位置にはCaが,SO4の位置にはCl, OH, Sが置換。かすみ石・白榴りゆう石などを含むアルカリに富む火山岩,特にフォノライト響岩)中に斑晶として産する。名称はドイツ人鉱物学者K.W.Nose(1753?~1835)にちなむ。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「ノゼアン」の意味・わかりやすい解説

ノゼアン(データノート)
のぜあんでーたのーと

ノゼアン
 英名    nosean
 化学式   Na8Al6Si6O24SO4・H2O
 少量成分  Cl,Ca
 結晶系   等軸
 硬度    5.5
 比重    2.3~2.4
 色     無色,白,灰,青,褐,黒
 光沢    ガラス
 条痕    白
 劈開    二方向にやや不明瞭
       (「劈開」の項目を参照

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世界大百科事典(旧版)内のノゼアンの言及

【準長石】より

…通常,Naの多いアルカリ火成岩のネフェリンセン長岩などに産す。アウイン(Na,Ca)4~8Al6Si6(O,S)24(SO4Cl)1~2はノゼアンnosean Na8Al6Si6O24(SO4),ソーダライトNa8Al6Si6O24Cl2と類縁の鉱物で,Naの多いアルカリ火成岩のフォノライト,ネフェリン玄武岩などに産す。そのほかネフェリン(Na,K)AlSiO4,リューサイトKAlSi2O6,メリライト(Ca,Na)2(Mg,Al)Si2O7はいずれもシリカに乏しいアルカリ火成岩に産し,準長石全般にわたって日本にはほとんど産しない。…

※「ノゼアン」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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