ノボシビルスキー諸島(読み)ノボシビルスキーしょとう(その他表記)Novosibirskie ostrova

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ノボシビルスキー諸島」の意味・わかりやすい解説

ノボシビルスキー諸島
ノボシビルスキーしょとう
Novosibirskie ostrova

ロシア北東部,北極海にある島群で,東シベリア海とラプテフ海を分ける。サハ共和国に属し,ドミトリーラプテフ海峡をへだてて大陸と相対する。島群は大陸寄りのリャホフ諸島,その北のアンジュ諸島,北東に散在するデロング諸島の3群に分けられる。総面積約3万 8000km2。最大の島はアンジュ諸島のコテリヌイ島。最高点は同島の 374m。1年のうち9ヵ月は雪におおわれ,平均気温は1月-31~-28℃,7月1~3℃。ツンドラ地帯に入り,植生は乏しく,沼沢地が多い。ホッキョクギツネ,レミングなどが生息夏季鳥類が豊富。 1712年最南の大リャホフ島に初めて人が上陸,19世紀以降科学的調査が盛んとなり,大リャホフ島そのほかに調査基地が設けられた。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む