ノロエステ鉄道(読み)ノロエステてつどう(その他表記)Estrada de Ferro Noroeste do Brasil

改訂新版 世界大百科事典 「ノロエステ鉄道」の意味・わかりやすい解説

ノロエステ鉄道 (ノロエステてつどう)
Estrada de Ferro Noroeste do Brasil

ブラジルのサン・パウロ州中西部のバウル市よりマト・グロッソ・ド・スル州中央南部を横断して西に走る鉄道(全長1762km。1904年起工,1953年完成)。現在,国鉄(RFFSA)第10区。政治性の強い国策鉄道で,奥地国防と開発,ボリビア東低部の石油への強い関心,大西洋岸(サントス)と太平洋岸(チリアリカ)とを結ぶ大陸横断鉄道案に深くかかわる。国境コルンバとボリビア領内のサンタ・クルス間を結ぶ鉄道も同様の展望のもとにブラジルが建設した。
執筆者:

出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

今日のキーワード

仕事納

〘 名詞 〙 年の暮れに、その年の仕事を終えること。また、その日。《 季語・冬 》[初出の実例]「けふは大晦日(つごもり)一年中の仕事納(オサ)め」(出典:浄瑠璃・新版歌祭文(お染久松)(1780)油...

仕事納の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android