ノールランド(読み)のーるらんど(その他表記)Norrland

日本大百科全書(ニッポニカ) 「ノールランド」の意味・わかりやすい解説

ノールランド
のーるらんど
Norrland

スウェーデン三大区分の一つで、最北部の地方。面積24万3625平方キロメートル(内水面を除く)はスウェーデン全土の約60%にあたる。人口約116万(2001)。スウェーデン中部のダール川と、フィンランド国境を流れるトルネ川との間を占める。北方約3分の1は北極圏に属し、寒冷で植生に乏しく、トナカイ遊牧のサーミ人がいるほか、キルナを代表とする鉄鉱山がある。ノルウェー国境に近い山岳地帯は観光、登山、ウィンタースポーツのメッカで、また水量豊富な河川により水力発電が行われる。南部は針葉樹林が豊かで、海岸低地にはパルプ、製紙、製材の工業が発達している。ボスニア湾でのサケ、ニシン漁も盛ん。これら天然資源の宝庫でありながら発展が遅れ、スウェーデン南部への人口流出に悩んでいる。

[中島香子]

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