はい(読み)ハイ

デジタル大辞泉 「はい」の意味・読み・例文・類語

はい

[感]
丁寧に応答するとき、また、相手の言葉に肯定の意を示すときに発する語。「はい、よく分かりました」
名を呼ばれて答えるときに発する語。「『鈴木さん』『はい、ここにいます』」
注意を促すときに発する語。「はい、口を開けて」
自分の言葉の末尾に添えて、ややへりくだったり、述べた言葉を確かめる気持ちを表す語。「必ず伝えます。はい
牛馬を追うときのかけ声。「はいしい、どうどう」
[類語]ほいほいほいはいはいはあはっうんうんうんええ

ハイ(high)

[名・形動]
感情・気分が高揚していること。興奮していること。また、そのさま。「ハイな気分になる」
多く、複合語の形で用い、位置程度が高いこと、数量が多いことなどを表す。「ハイネック」「ハイグレード」「ハイスピード」

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精選版 日本国語大辞典 「はい」の意味・読み・例文・類語

はい

  1. 〘 感動詞 〙
  2. あらたまって応答する時、または、相手のことばに承諾した意を表わす時に用いることば。
    1. [初出の実例]「『口上をわすれるな』『ハイかしこまりました』」(出典:洒落本・婦美車紫(1774)高輪茶屋の段)
  3. 何か行動に移ろうとするときなどに、注意を促したり、挨拶のことばの上に軽く添えたりして用いることば。
    1. [初出の実例]「どうもモシ。こまったなまけ者でごぜへすネエ。ハハハハハ。ハイどなたも」(出典:滑稽本・浮世床(1813‐23)初)
  4. 自分の話の末尾に添えて、ややへりくだって確かにその通りであると念を押す気持を添えるのにいうことば。
    1. [初出の実例]「兎角若へ者はさう行かねへものさハイ」(出典:滑稽本・浮世床(1813‐23)初)
  5. 牛馬を進める時のかけ声。→はいしい。〔日葡辞書(1603‐04)〕

ハイ

  1. [ 1 ] 〘 造語要素 〙 ( [英語] high ) 高さや程度が高い、また、主要である、大きいなどの意で、他の外来語と複合して用いる。「ハイジャンプ」「ハイスクール」など。〔外来語辞典(1914)〕
  2. [ 2 ] 〘 名詞 〙 ( 形動 ) 感情や気分が高揚したさま。「ハイになる」「ランナーズハイ

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普及版 字通 「はい」の読み・字形・画数・意味


8画

[字音] ハイ

[説文解字]
[金文]

[字形] 形声
声符は北(ほく)。古くは北の字をの義に用いた。〔説文六下に「故(もと)のの邑なり。河歌より以北、是れなり」という。殷が滅んだのち、その畿内を分かって(よう)・衛の三地とし、三監をおいた。金文に北・庸・衛としてみえる。〔詩〕に風・風・衛風、合わせて三十九の詩がある。もとは・衛で一部をなすものであった。

[訓義]
1. 殷代の邑の名。

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日本歴史地名大系 「はい」の解説

ハイ
はい

漢字表記地名「波恵」のもとになったアイヌ語に由来する地名。コタン名のほか河川名としても記録されている。当地一帯は近代に入って波恵はえ村に包含された。仮名表記は「ハイ」が多いが、古くは「はゐ」(蝦夷談筆記)、「はえ(蝦夷蜂起)などと記されている。「ハ井」(観国録)もみられる。漢字表記は「波恵」(野作東部日記)がある。語義については「本名アイにて蕁麻多き義」(板本「東蝦夷日誌」)、「ハヱハ草ノ名ナリ糸ニトル草ナリトソ此草多クアル故ノ名」(野作東部日記)とある。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「はい」の意味・わかりやすい解説

ハイ
はい
[学] Calliophis japonicus boettgeri

爬虫(はちゅう)綱有鱗(ゆうりん)目コブラ科のヘビ。有毒種で、徳之島沖縄島やその周辺の離島に分布する。全長約40センチメートル。形態は別亜種のヒャン同様で細長いが、色彩が異なる。平地にもみられるが、山地や林縁部に比較的多い。

[新城安哲]


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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「はい」の意味・わかりやすい解説

ハイ
Al-Hayy

イラク東部,ワーシト県の町。県都クートの南南東約 50km,チグリス川分流でユーフラテス川に注ぐガッラーフ川沿岸に位置する。付近は沼沢地が多い。

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世界大百科事典(旧版)内のはいの言及

【アルメニア人】より

…イラン,トルコ,カフカスが接するアルメニア地方の住民。自称はハイHay。形質はコーカソイド人種のアルメノイド型で,インド・ヨーロッパ語族のアルメニア語を話す。…

※「はい」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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