ハイパー・リアリズム(その他表記)hyper-realism

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ハイパー・リアリズム」の意味・わかりやすい解説

ハイパー・リアリズム
hyper-realism

スーパー・リアリズムともいう。極度の写実,というよりもむしろ,写真そっくりにパン・フォーカスの奥行きのなさや表面光沢をまねたり,またカンバスに直接写真をプリントした作品もあることから,「フォト・リアリズム」とも呼ばれる。ポップ・アート以後の 1970年代アメリカの一つの傾向であり,アメリカの写実主義伝統をそのまま受け継ぐ面もあるが,写真との関連によってリアルさの喪失視覚の相対化を強調する傾向が強い。 C.クロースや R.エステスが有名。また D.ハンソンのろう人形のような本物そっくりの人間像の立体も含まれる。

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世界大百科事典(旧版)内のハイパー・リアリズムの言及

【スーパーリアリズム】より

…〈超写実主義〉の意。ハイパーリアリズムHyperrealism,写真的写実主義Photorealismとも呼ばれる。1960年代末から70年代前半にかけて,おもにアメリカとイギリスで制作された。…

※「ハイパー・リアリズム」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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