普及版 字通 「ハ・しろかみ・しろい」の読み・字形・画数・意味
17画
[字訓] しろかみ・しろい
[説文解字]
[字形] 形声
声符は番(ばん)。〔説文〕七下に「老人の白きなり」とあり、〔段注〕にその顔色をいうものとする。番はもと獣掌の象で、白くひらひらと動くものの意があり、とは老人の白髪のなびくさまをいう語と思われる。〔易、(ひ)、六四〕「如(ひじよ)たり、如たり。白馬如(かんじよ)たり」は、白馬が(たてがみ)をなびかせて勇むことをいう。
[訓義]
1. しろかみ、老人の白髪。
2. しろい、しろっぽい。
3. 太くこえる、色白のところ。
[古辞書の訓]
〔名義抄〕 白首 イサム/々 シラケタリ
[語系]
buai、白beakは声義近く、とは白くてなびくようなものをいう。〔広雅、釈器〕に「白なり」とみえる。〔史記、秦紀、正義〕に「白頭の貌なり」とあって、老人をいう。
[熟語]
翁▶・皎▶・▶・如▶・然▶・▶・▶・腹▶
[下接語]
双・蒼・髪・鬢・腹
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報