ハタネズミ類(読み)ハタネズミるい

最新 地学事典 「ハタネズミ類」の解説

ハタネズミるい
ハタネズミ類

学◆Arvicolidae 英◆voles and lemmings

げつ歯目ネズミ上科のハタネズミ科に属するネズミの一群。キヌゲネズミ科(Cricetidae)の亜科(ArvicolinaeあるいはMicroti-nae)とされることもある。現生には,ハタネズミ・ヤチネズミ・スミスネズミ・ビロードネズミ・コウザンネズミ・レミング・マスクラットなどがあり,化石属はPromimomysMimomysAllophaiomysPliomysCosomysPliophenacomysOphiomysOgmodontomysなど多数。他のネズミ類に比べて耳が小さく,尾が短い。臼歯は歯冠が高く稜柱状で,咬合面に三角形・扇形・楕円形が連なった独特の模様がみられる。このような臼歯は草食生活に高度に適応していることを示す。中新世後期~鮮新世初頭にキヌゲネズミ科から分化し,その後,旧北区・新北区の広い地域に急速に広がり,多くの種類に分化して今日に至る。現在はユーラシアの温帯~寒帯地域と,北米のほぼ全域に広く分布。ハタネズミ類は種類数が豊富で進化速度が速く,各地の鮮新~更新統から豊富に産出する。ヨーロッパ・北米の陸成鮮新~更新統の時代区分の重要な指標となっている。

執筆者:

出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

関連語 河村

〘 名詞 〙 春の季節がもうすぐそこまで来ていること。《 季語・冬 》 〔俳諧・俳諧四季部類(1780)〕[初出の実例]「盆栽の橙黄なり春隣〈守水老〉」(出典:春夏秋冬‐冬(1903)〈河東碧梧桐・高...

春隣の用語解説を読む