現代外国人名録2016 「ハビエルソラナ」の解説
ハビエル ソラナ
Javier Solana
- 職業・肩書
- 政治家,物理学者 ESADE世界経済・地政学センター長 元北大西洋条約機構(NATO)事務総長,元スペイン外相
- 国籍
- スペイン
- 生年月日
- 1942年7月14日
- 出生地
- マドリード
- 本名
- ソラナ・マダリアガ,ハビエル〈Solana Madariaga,Francisco Javier〉
- 学歴
- コンプルテンセ大学卒
- 学位
- 物理学博士
- 経歴
- 父は化学者、祖父は外交官。1966年フルブライト奨学生として米国に留学し’68年まで物理学を研究。’68〜71年バージニア大学の助手、のちマドリード自治大学などを経て、コンプルテンセ大学物理学教授となる。固体物理学の分野で30以上の論文を発表。一方、’64年22歳の時穏健左翼の社会労働党(PSOE)に入党、’76年同党の連邦実行委員会委員を経て、’77年民主化後初の総選挙で下院議員に当選。’82年12月ゴンサレス政権で文化相となり、’85年政府スポークスマン兼任、’88年教育・科学相を経て、’92年6月より外相となり、スペインを欧州連合(EU)加盟に導いた。’95年12月北大西洋条約機構(NATO)第9代事務総長に就任。’99年3月ユーゴスラビア連邦セルビア共和国のコソボ紛争に際し、ミロシェビッチ・ユーゴスラビア大統領に和平交渉を求めるが拒否されたため、NATO軍による空爆を指示した。’99年10月退任。同月新欧州連合条約により創設されたEU共通外交・安全保障上級代表に就任。2009年退任。同年よりESADE世界経済・地政学センター長。1999年〜2009年西欧同盟(WEU)事務局長を兼任。この間、2001年8月マケドニア和平協定調印に関与。2000年7月来日。
出典 日外アソシエーツ「現代外国人名録2016」現代外国人名録2016について 情報