ハラクロム(その他表記)hallachrome

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ハラクロム」の意味・わかりやすい解説

ハラクロム
hallachrome

環形動物のアカムシ Halla parthenopeiaの皮膚から抽出できるインドールカルボン酸系の色素で,普通は赤色であるが還元すれば無色となる。生体内では,チロシンからメラニンができる途中の中間物質となっている。アカムシの体に傷がつくと,黒色液がしみ出るのはこの色素の酸化物である。生体外実験では,赤血球の呼吸を促進させる。またこの色素はキサンチン酸化酵素やコハク酸脱水素酵素の水素受容体として働くことから,生体内では細胞内の呼吸になんらかの役割を果しているものと考えられている。

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