ハラージ(その他表記)Kharāj

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ハラージ」の意味・わかりやすい解説

ハラージ
Kharāj

イスラム法にいう地租。国庫 (バイト・アルマール) の最大の収入源であった。貨幣または現物で徴収され,耕地面積に応じて一定額を徴収するミサーハと生産額の半分を徴収するムカーサマとがあった。ムハンマドの時代には,土地に課税するという観念はなく,ハラージもジズヤもともに租税一般を意味していた。ハラージが初めて徴収されたのは大征服時代のサワードであり,この頃のハラージの負担者はジンミーとマワーリーとであった。ウマイヤ朝の後半になると,ムスリムであると非ムスリムであるとを問わず,土地保有者からは同じように地代としてのハラージを徴収するという慣行が確立した。

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