バイト・アルマール(英語表記)bayt al-māl

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「バイト・アルマール」の意味・わかりやすい解説

バイト・アルマール
bayt al-māl

イスラム国家における国庫を意味するアラビア語ムハンマド時代から国庫概念の萌芽は認められたが,実際に国庫の制度ができたのは正統カリフ時代に入ってからである。主要な財源地租 (ハラージ ) および人頭税 (ジズヤ ) 。財政組織化に伴って国庫庁が設置され,アッバース朝時代には租税庁を通じて徴収された税金処理にあたった。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android