ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ハルキウ州」の意味・わかりやすい解説 ハルキウ〔州〕ハルキウKharkiv ウクライナ北東部の州。州都ハルキウ。中央ロシア高地南西部にあり,大部分がドネツ川流域に属する。ステップや森林ステップ地帯が含まれる。ウクライナの工業の中心の一つで,住民の半数以上がハルキウに集中している。特に機械工業が発達し,工作機械や航空機の製造が盛んなほか,石炭,食品(乳製品),印刷,繊維,皮革,化学,木材加工などの工業がある。また,ウクライナの重要な天然ガス生産地(シェベリンカ・ガス田)があり,国内各地のほか,モルドバ,ロシアなどにパイプラインを通じて輸出している。農業は冬コムギ,トウモロコシ,オオムギ,野菜などの栽培,畜産が中心である。州内交通はハルキウから放射状に延びる鉄道,ハイウェーによる。面積 3万1450km2。人口 273万1302(2015推計)。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by