20世紀西洋人名事典 「ハンス・フォンベンダ」の解説
ハンス・フォン ベンダ
Hans von Benda
1888.11.22 - 1972.8.15
ドイツの指揮者。
元・ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団監督。
シュトラスブルク(後のストラスブール)生まれ。
F.ベンダの末裔で、シュテルン音楽院、ベルリン、ミュンヘンの各大学で学ぶ。1926年ベルリン放送局音楽監督に就任し、現代音楽の紹介に尽力。’30年自身の室内オーケストラを組織し、後のポピュラー界のスターとなるヘルムート・ツァハリアスなど優秀な若手を採用。ベルリンフィルハーモニー管弦楽団監督を経て、’39年ベルリン室内管弦楽団を指揮し、’48〜52年にはバレンシア管弦楽団を率いてスペインで活動。その後、ベルリン室内管弦楽団を再組織。バッハ、モーツァルトなどを得意とし、’60年代初頭まで活躍。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報