現代外国人名録2016 「ハン・スンス」の解説
ハン・スンス
韓 昇洙
Han Seung-soo
- 職業・肩書
- 政治家,経済学者 元韓国首・外相,元ソウル大学教授
- 国籍
- 韓国
- 生年月日
- 1936年12月28日
- 出生地
- 朝鮮・江原道春川(韓国)
- 学歴
- 延世大学政治外交学科〔1960年〕卒,ソウル大学行政大学院〔1963年〕修了,ヨーク大学経済学大学院修了
- 学位
- 経済学博士(ヨーク大学)〔1968年〕
- 勲章褒章
- 保国勲章天授章, 青条勤政勲章
- 受賞
- ヨーロッパ共同体学術賞
- 経歴
- ヨーク大学で韓国人として初めて英国の大学での博士号を取得した後、ケンブリッジ大学に迎えられ教鞭を執る。その後、世界銀行財務諮問官、ベネズエラ政府及びヨルダン政府の財政顧問を経て、1975〜88年ソウル大学経済学部教授。財政学の専門家として知られ、韓国の消費税導入に力を注ぎ、これを定着させ韓国の財政を改善させた。この間、’83年国際経済学会会長、’85年にハーバード大学経済学部で教えた後、’86〜87年には東京大学教養学部で韓国経済についての講座を担当。’88年4月与党民正党(民自党)より韓国国会議員に初当選。同年12月〜’90年商工相。ソウル五輪後の景気後退期にも経済政策の舵取りをする。’93年駐米大使、’94年12月大統領秘書室長。’96年4月ハンナラ党国会議員。同年8月〜’97年3月副首相兼財政経済院長官。2000年3月民国党会計責任者。2001年3月〜2002年2月外交通商相(外相)。この間、2001年国連総会議長。2007年気候変動問題に関する国連特使。2008年2月〜2009年李明博政権で首相。知米派。著書に「イギリスの社会福祉」「中東経済」「韓国の赤字財政」「太平洋時代と韓国」など。
出典 日外アソシエーツ「現代外国人名録2016」現代外国人名録2016について 情報