ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ハンタン地区」の意味・わかりやすい解説 ハンタン(邯鄲)〔地区〕ハンタンHandan 中国華北地方,ホーペイ (河北) 省南端の地区。西部はタイハン (太行) 山脈で,山麓には複合扇状地が発達し,東部はホワペイ (華北) 平原が占める。 13県から成る。北部はツーヤー (子牙) 河の支流フーヤン河の上流域,南部はウェイ (衛) 河の支流チャン (漳) 河の流域である。両河とも氾濫を繰返していたが,ハイ (海) 河水系の根本的な治水計画の一環として,上流にダムを築き,下流には排水路が開かれた。小麦と綿花の大産地で,ウシ,ウマ,ブタ,ニワトリなどの飼育も盛ん。トウモロコシ,ナンキンマメ,ダイズ,タバコなども栽培。ニンニク,トウガラシ,ナシ,ナツメ,クルミ,カキの産出も多い。人口 542万 8560 (1990) 。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by