普及版 字通 の解説
9画
[字訓] みる・かえりみる
[説文解字]
[字形] 形声
声符は(分)(ふん)。〔説文〕四上に訓義をつけず、「詩に曰く、美目たり」と〔詩、衛風、碩人〕の句を引く。〔玄応音義〕に引いて「目の白るるなり」とし、〔玉〕に「白るるを謂ふなり」とみえる。〔毛伝〕に「白るるなり」、また〔韓詩説〕に「色なり」、〔論語、八〕の〔馬融注〕に「目を動かす貌なり」とあり、パッチリとした美しい目で見ることをいう。
[訓義]
1. みる、かえりみる。
2. めもとすずし、めもとうつくし、くろめがち。
[古辞書の訓]
〔名義抄〕 ミル・マタタク
[熟語]
顧▶・矚▶・切▶・接▶・然▶・睇▶・刀▶・念▶・眄▶・望▶・▶・倩▶
[下接語]
一・遠・会・回・殊・倩・睇・流
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報