普及版 字通 の解説
9画
[字訓] そむく・わかれる
[説文解字]
[字形] 形声
声符は(半)(はん)。反は聖所の厂(かん)()に手をかけて攀援(はんえん)する(よじのぼる)形で、そのような行為は神聖を犯すものとされた。金文に反を逆の意に用いており、の初文。のちに声を加えた。
[訓義]
1. そむく、むほんする。
2. わかれる、たがう、はしる。
3. みだれる、ほしいまま。
4. 伴と通じ、大きい。
5. 字はまた畔に作る。
[古辞書の訓]
〔名義抄〕 ソムク・タガフ・ミダル・サカサマ・ニグ・ノガル・ハナル 〔立〕 ソムク・サル・サカサマ・ハナル・マク・タガフ・ノガル
[語系]
buan、(判)phuanと反piuan、(分)piunは声義近く、背し、分別する意をもつ一系の語である。
[熟語]
意▶・違▶・衍▶・換▶・渙▶・逆▶・散▶・状▶・心▶・臣▶・逃▶・敗▶・匪▶・服▶・亡▶・乱▶・戻▶
[下接語]
違・乖・潰・外・逆・寇・侵・背・倍・伐・亡・謀・離
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報