日本大百科全書(ニッポニカ) 「バイオスフェア」の意味・わかりやすい解説 バイオスフェアばいおすふぇあbiosphere 地球上のあらゆる生物と、生物が存在する範囲を示す概念。大気圏、水圏、地下までも含まれる。生物は、地表のほか水圏では水深1万メートルぐらい、地下では2~3メートルまでに集中的に存在しているが、バイオスフェアの幅は約20キロメートルという説もある。ここで生物どうし、生物と環境は、相互に影響を与えあいながらほぼ一定の状態を保っていたが、人間の行為によって、部分的、地域的に大きく乱れている。環境保全のためには、ゆるがせにできない概念である。生物圏、生活圏ともいう。[永戸豊野][参照項目] | 生物圏 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例