コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

生物圏 せいぶつけんbiosphere

翻訳|biosphere

5件 の用語解説(生物圏の意味・用語解説を検索)

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

生物圏
せいぶつけん
biosphere

地球上でなんらかの生物が生活できる環境を有している部分。地表,地下,水中など永続的に生活できる範囲をさし,空中は普通含まれない。この意味での生物圏は高山の頂から深海底までに及ぶが,地球全体としてみればごく薄い表層のみである。

本文は出典元の記述の一部を掲載しています。

出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について | 情報

世界大百科事典 第2版の解説

せいぶつけん【生物圏 biosphere】

生活圏ともいう。地球上で生物が生存している場所の全体を指す。19世紀初めにラマルクがつくったことばで,気圏,水圏,岩石圏に対するものだが,1930年ころまではほとんど用いられなかった。生物という視点から地球を見る場合に重要な概念である。その範囲は,海水面をはさんで上下に各約10kmであって,地球半径の320分の1という表層部にすぎない。菌類やバクテリアの胞子は約1万mの高度でも採集されており,そのほかにも空中ではさまざまな胞子,休眠卵,微小昆虫などが採集されている。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
世界大百科事典 第2版について | 情報

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

生物圏
せいぶつけん

地球上で生物が生息している空間をいう。生物圏は地球のごく表層に限られ、生命活動に必要な水があり、無機物から有機物の合成(光合成など)が行われるか、またはそのようにしてつくられた有機物がなんらかの方法で移入可能な空間である。このような空間は生物の全生活が可能な場所と、胞子のような生活史の特定の段階での生存のみが可能な空間からなり、前者はさらに、そこの生物群集の構成員が自ら光エネルギーを固定しうる栄養的に独立採算のとれる空間と、他所で合成された有機物が流入することによって支えられる生物群集の成立する空間に分けられる。後者の典型的な例は暗黒の世界で、地中、洞穴、地下水、深海あるいは浅海の海洞などがある。通常の群集では生物は食物連鎖を通して終局的には光合成を行う生産者に依存していると考えられるが、深海で地下からの噴出物に依存すると考えられる特異な食物連鎖によって成立する群集も知られている。[西平守孝]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
日本大百科全書(ニッポニカ)について | 情報 凡例

今日のキーワード

稀勢の里寛

1986- 平成時代の力士。昭和61年7月3日生まれ。中学卒で鳴戸部屋に入門し,平成14年3月初土俵。16年5月新十両,同年11月には18歳4ヵ月で新入幕をはたす。18年7月新三役小結,21年3月新関...

続きを読む

コトバンク for iPhone

生物圏の関連情報